ジャーン研究室

私は、対称性、トポロジー、量子物質が交差する物理について第一原理計算や解析的理論を用いて探究している。これまで、全230の空間群に対する完全な対称性指標理論を構築し、バンドトポロジーの体系的な分類をおこない、高スループット計算による世界初のトポロジカル電子物質データベースを構築し、非磁性材料の24%がトポロジカルであることを明らかにした。さらに、トポロジカルフォノンの理論を発展させ、関連物質を予測した。現在はカイラルフォノンおよびフロケフォノンに焦点を当てており、ISSPにおいては、岡教授のグループとともにこれらのテーマをさらに発展させ、特に非平衡フォノンダイナミクスおよびトポロジカルフォノン現象の解明に取り組んでいきたい。